エンディングノートとは?
エンディングノートは自分の人生をどう締めくくるかなどを書き記しておくノートのことを言います。
家族がそのノートを読めば、エンディングノートを書き記す方に何かあった時でも判断ができ、様々な手続きをすすめられる内容になっています。
エンディングと言っても、年配の方だけが用意するものというわけではなく若い方では20代から用意する方もいて、書かれる方のご年齢によっても書き記す内容は異なってきます。
身体の自由が利かなくなってしまった時や、延命治療の有無などの他にも、家族への感謝の思いやこれまでの人生についてのまとめなどを書き記しておくことができるのもエンディングノートの特徴です。
エンディングノートを書く時のポイントは?
生前整理を目的に
エンディングノートを書かれているご本人が自分の人生を振り返り、残される遺族の方に負担がかからないよう、自身の生前整理を進めるためにエンディングノートは有効です。
自身の荷物や財産を極力整理し、生きているうちにわかりやすくコンパクトにしておくために自分自身で洗い出すためにエンディングノートが役立ちます。
遺族の方にとって不要になってしまうものは極力処分していくと良いでしょう。
ご家族の負担を減らすことを目的に
エンディングノートに書くべき内容の1つとして、葬儀などについて希望を書いておくことです。
その他、自力で動けなくなってしまった場合や、認知症などを患ってしまった時に本人の希望として施設への入所のことや、延命治療、臓器提供のことなどを記しておくと良いでしょう。
また、相続について、公的な遺言書を残さず、法的相続人が明確な場合は、エンディングノートに記しておくこともできます。
エンディングノートは法的な書類にはならないため、相続人で分配するなどの必要がある場合は公的な遺言書を残すのがベストでしょう。
まとめ?
エンディングノートを記し始めて一番に意識したいのは、遺族の方に負担がかかりすぎないように考えて生前整理を行うことです。
書き始めたご年齢がご年配であればあるほど生前整理も大変さを伴いますので、自分の意向に合わせて不用品回収業者などを利用するのも手です。
葬儀やお墓のこと、相続のことなど、エンディングノートを記すご本人しかまとめられないことを記載するのに時間を割き、生前整理で不要になったものを処分するのは極力手間がかからないようにした方がエンディングノートの内容も充実します。