名前は聞いたことがあるけれどどんなことをお願いできるのかご存じでしょうか?
遺品整理士が在籍している業者への依頼はどんなメリットがあるのか知っておきましょう。
遺品整理士とは?
昨今、日本人口のうち、65歳以上の方の割合が30%に近づいています。
高齢化が著しく進んでいる日本では、2040年には都道府県全体の人口が減少してしまうという統計が出ています。
こうした時代背景から、遺品整理士は、超高齢化社会と言われる日本で需要がとても多くなっている職業の一つです。
これまでは亡くなった方の遺品は、遺族の方が行うのが一般的でしたが、昔と違い今のライフスタイルでは遺族の方が遺品を整理するということはなかなか難しく、できるならプロに依頼したいという方が増えてきています。
遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士協会に認定された民間資格で、廃棄物やリサイクルなどに関する法律においても正しい知識を持ち適切な対応ができるため、遺品整理でお困りの方の方にとって安心して依頼できる存在です。
遺品をただ片付けるだけでなく、遺族の方が必要になるものを仕分けしたり、リサイクルできるものを分けます。
そして不用品となるものを搬出し、処分、遺品整理した場所の清掃までが基本的な一連の流れです。
遺品整理士が在籍する業者によっては、リサイクル品の買取や、遺品の供養、建物の解体なども依頼できる所もあります。
まずは遺族や依頼主からしっかりとお話を聞き、故人の思いを尊重しながら丁寧に遺品整理を行う、それが遺品整理士です。
遺品整理士にお願いするメリットは?
1. 遺品整理の負担が軽減される
遺族の皆さんが整理をする時の気持ちの負担、時間の負担、体力的な負担がすべて軽減されます。
皆さんの都合に合わせて訪問してくれ、指定の時間で終わらせてくれます。
また、大型の遺品なども回収してくれるため遺族の方のすべての負担が軽くなります。
2. 不用品の回収をしてもらえる
遺品の中で必要なものを振り分け、処分しても良いと判断されたものは荷運びから処分まで請け負ってくれます。
リサイクルショップに持ち込んだり粗大ゴミにだしたり、ゴミを分別したり、まとめた大きなゴミを運んだりと大変な労力を削減することができます。
3. アドバイスがもらえる
遺品整理で相続人の方が困ってしまう、相続等の知識も持ち合わせた遺品整理士は、片付けだけでなく、こうした相続にかかわることを、遺品整理をする中で抽出して依頼人である相続人へ的確に伝えるなどのアドバイスが可能です。