特殊清掃の業者
特殊清掃は高度な技術や現場での適切な対応などが求められる業界ですが、開業するのに絶対にないといけない資格というのもなく、まだグレーな部分が多い業界でもあります。
皆さんが特殊清掃を依頼しなければいけなくなった時、悪徳業者に依頼してしまわないよう。優良な業者を選ぶポイントを解説します。
選ぶときのポイント
資格や許可書の有無
特殊清掃の業務を生業とする業者には持っていた方が良い資格、許可書があります。
一つは「産業廃棄収集運搬」または「一般廃棄物収集運搬」の許可書です。
特殊清掃の辺場では清掃が大きな業務となりますが、状態があまり良くない時には廃棄処分する家具などがでてきます。
業務の一環で廃棄するものは許可を取っている処分場へ持ち込み、料金を払って処分してもらう必要があります。
この持ち込みを行うのに都道府県知事の許可が必要であり、事前の申請が必要になります。
この許可書を持っていないのに処分品を回収している場合には悪徳業者の可能性があり、不法投棄される可能性もあるため注意しましょう。
情報の公開
特殊清掃や不用品回収業者の中には軽トラックで住宅街を回り、急な業務を求める業者がいます。
こうした業者すべて悪徳ではありませんが、どういったサービスを展開しているのか料金はいくらなのかが伏せたまま実作業をしてしまうことを意図している業者が存在します。
最初口頭でだいたいいくら位という説明を受けただけで詳細がわかならないまま、作業をスタートして事後にあれもこれもプラス料金だったと高額請求される恐れもあります。
できるだけホームページなどで事前に業者の情報を調べてから依頼することが望ましいです。
ホームページなどを解説している業者は料金も明示し、取得している許可、資格なども掲載されている場合が多いため安心です。
作業後の別途料金に関しては悪質ではない業者に関しても発生する可能性があるので、ホームページ上に注意書きなどが無いか、見積もり時に別途料金になる可能性がある作業も確認しておくことも重要です。
書類のやりとり
特殊清掃はとにかく早く対応してもらうことが必要なケースが多く見られます。
そのため、口頭でどんどん進める場合がありますが、追加料金なしの明朗会計の場合以外は、最初の見積もりは必ずもらうようにしましょう。
作業完了後に見積もりと異なる料金だった場合、確認ができる書類としても利用できます
また、会社の正式な書類を出してくれるということは会社の信用度も高いということになります。
