特殊清掃業者の仕事

少子高齢化が進む日本において顕著な問題となり、孤独死などが増えてきている背景により必要性が高まっている特殊清掃。
必要性が高まっている一方、大変な業務であることはなんとなくわかっていてもどんな仕事なのかまだ知られていない側面もあります。

皆さんがもし今後依頼する時どのようなポイントを見るべきか知っておきましょう。

目次

特殊清掃業者どんな資格が必要?

特殊清掃業者はこの資格がなければいけないという必須資格はありませんが、だからこそさまざまな資格を持っていることは信用につながり、依頼する上では比較検討する上で重要なポイントになります。

事件現場特殊清掃士

2019年にできた唯一の特殊清掃に関わる民間資格です。

特殊清掃が必要な現場では想像を絶するような場面の中、作業を行うことも多々あり、遺族の方もやりたくてもやることができず、しかし誰かがやらないければいけない仕事となります。

壮絶な現場であるのにもかかわらずまだ料金の目安も定まっていない業界の為、悪徳業者もたくさん存在します。

この事件現場特殊清掃士は、ご遺族に寄り添いながら人の死などの現場に向かうため少なからず専門的な知識が必要です。

発見までに時間が経ってしまったご遺体などを清掃する際には、業者自身が自分の健康面、衛生面で身を守る知識、さまざまな薬剤を取り扱う知識、通常では落とすことができない清掃に関するものなど様々な知識を持ち、適正な価格で安全に依頼を請け負うことができるのが事件現場特殊清掃士です。

古物商許可

中古品を売買するために必要な資格で、遺品整理なども請け負う業者は絶対に取得していなければいけない資格です。

万が一、特殊清掃時に勝手に必要のないもの、もう使用できないものとして持ち出すなどをしている場合は悪徳業者である可能性が高いため、遺品を整理してもらう可能性もある場合は、依頼前に古物商許可を持っているかどうか確認しましょう。

産業廃棄物収集運搬業許可

特殊清掃時に清掃しても使用できないものはリフォームや貼り替えが必要な場合があります。

このような時、一般のゴミには出すことができないため産業廃棄物として適切に処分しなければいけません。

この産業廃棄物収集運搬業許可を持っていない業者は、回収後に不法投棄をしたり、法に触れるような処分法を行っている可能性があります。

不法投棄などされてしまうと依頼者や故人の情報伝いに警察から連絡が来るなど、意図しないトラブルに巻き込まれることとなってしまいます。

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