【世田谷区で粗大ごみ(不用品)回収】世田谷区で自治体に粗大ごみの回収を申し込んだ時の料金は?

引っ越しの際に大きなごみが出た場合は、粗大ごみとして回収してもらわなくてはいけません。

世田谷区に住んでいる場合は、世田谷の粗大ごみ回収センターに連絡して回収してもらうことをまず考えると思いますが、その場合の料金はいくらになるのでしょうか?

世田谷区の粗大ごみ回収料金について、解説します。

目次

世田谷区の粗大ごみ回収料金は?

世田谷区で自治体に粗大ごみを回収してもらう場合、1つの品目ごとに収集手数料が定められています。
その中でも、代表的な品目の収集手数料を紹介します。

茶箪笥やチェスト、本棚、食器棚などの大型家具は、最大辺と次に長い辺の合計が140cm以下なら400円、140cm以上200cm以下なら800円、200cm以上270cm以下なら1,200円、270cmを超える場合は2,000円となります。

収納ケースなども同じなのですが、よく使われているものは横幅と奥行きの合計が1メートル前後となっていて、何個も使っていることが多いでしょう。
1個あたり400円かかるので、合計金額は思ったより高くなるでしょう。

また、小型の家電は400円ですが、オーブンレンジや給湯器などは800円、10kg未満の空気清浄機は400円で、10kgを超える場合は800円となります。
ステレオ・ミニコンポセットは、幅が50cm以下なら400円、50~90cmなら800円、90cmを超える場合は2,000円となっています。

こたつの場合は、こたつ板が400円で、テーブルとこたつはどちらも最大辺が80cm以下なら400円、80cm以上160cm以下なら800円、160cmを超える場合は1,200円です。

また、椅子がある場合は別途1脚ごとに400~800円かかります。

その他の回収料金が複雑な粗大ごみについて

世田谷区で粗大ごみを回収してもらう場合、上記の他にも回収料金が複雑な品目がいくつか存在します。

例えば、世田谷区では電子オルガンや電子ピアノを回収してもらうことができますが、こちらは重さによって必要な手数料が異なります。

具体的には、10kg以下の場合で400円、10kg以上20kg以下の場合で800円、20kg以上30kg以下の場合で1,200円、30kg以上50kg以下の場合で1,200円かかります。

ちなみに、重さ50kg以上の電子オルガン、電子ピアノに関しては、自治体に回収してもらうことができません。

こちらの製品は、購入した店舗かメーカーに問い合わせて処分する必要があります。

また、絨毯や敷物、ホットカーペットといったカーペットに属するものは、サイズによって収集手数料が変わってきます。

2畳以下のカーペットの場合は400円、2畳以上6畳以下の場合は800円、6畳以上の場合は1,200円を支払う必要があります。

ウッドカーペット、フローリングカーペットの回収に関しては、電話にて自治体に申し込む必要があり、2m以上のサイズになると運ぶのが困難なため、必ず2m以内になるように巻いたり、折りたたんだりした状態で排出しなければいけません。

その他でいうと、物干し竿も回収料金が少し複雑な粗大ごみだと言えます。

世田谷区で物干し竿を処分する場合、5本まで1セットとして400円で処分することができますが、こちらはすべてを縛った上、長さ2m未満となるよう、パイプカッターなどで解体、切断しなければいけません。

粗大ごみ処理券の種類や購入場所について

世田谷区の粗大ごみ回収料金は、他の自治体と同様、処分する粗大ごみに有料の粗大ごみ処理券を貼付することで支払いが可能になります。

こちらの粗大ごみ処理券には、A券とB券の2種類があります。

A券は1枚200円、B券は1枚300円であり、必要な回収料金にあわせて、2種類の処理券を組み合わせて貼付します。

例えば、処分するのに400円かかる粗大ごみの場合、1枚200円のA券を2枚貼付し、計400円を支払います。

粗大ごみ処理券に使用期限はありませんが、一度購入したものについては原則払い戻しができないため、購入前にきちんと各品目の処理手数料を確認しておきましょう。

また、粗大ごみ処理券の購入場所については、世田谷区内の“有料ごみ処理券取扱所”の標識がある店舗、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどです。

対象のコンビニエンスストアには、セブンイレブン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンが挙げられます(一部取り扱いのない店舗あり)。

その他の取扱所については、世田谷区のホームページに町名や取扱所の名称、所在地や電話番号などが記載されているため、そちらを参考にしてください。

ちなみに、区外であっても、世田谷区と隣接する市区町村では、世田谷区の粗大ごみ胥吏券を販売している取扱所があります。

このとき、誤って他の市区町村の処理券を購入しないように注意してください。

回収料金の減免について

世田谷区で粗大ごみを処分する際は、品目に応じた金額の粗大ごみ処理券を貼付しなければいけませんが、例外もあります。

条件を満たした方は、粗大ごみ(一辺の長さが30cmを超えるもの)および一度に大量(おおむね45リットルの袋で4袋以上)、または臨時にごみを出す場合の手数料が減額または免除されます。

こちらの制度の対象者は以下の通りです。

・暴風、豪雨、地震等の天災その他大規模な災害を受けた方
・生活保護を受けている方
・児童扶養手当または特別児童扶養手当の支給を受けている方
・世田谷区ひとり親家庭等の医療費の助成を受けている方
・老齢福祉年金の支給を受けている方
・火災等の災害を受けた方
・中国残留邦人等の支援給付を受けている方

対象者の方は、事前に申込を行うことにより、当制度を利用することができます。

申込先は世田谷区粗大ごみ受付センターで、月~土曜日の午前8時~午後9時まで電話受付を行っています。

日曜日、年末年始以外であれば、祝日でも申し込むことが可能です。

申込方法としては、電話にて減免対象者であることを伝え、受付後、手数料の減免申請に必要な書類が送付されるため、必要事項を記入し、証明書類とあわせて管轄の清掃事務所へ提出します。

ただし、インターネットからの申込はできません。

また、処理手数料の減免を受ける場合には、申込から収集まで時間がかかることが予想されるため、日にちには余裕を持って申し込むことをおすすめします。

回収料金を支払わなかった場合はどうなる?

世田谷区で粗大ごみを処分する際、きちんと相応のごみ処理券を貼付しなかったり、道路上や公園、空き地など、指定の回収場所以外に出したりした場合、不法投棄という犯罪に該当します。

こちらに違反すると、5年以下の懲役もしくは1,000万円(法人の場合は3億円)以下の罰金またはその両方に処せられる場合があるため、注意しなければいけません。

沢山ある場合は粗大ごみ(不用品)回収業者に依頼しよう

1つ2つを処分するのであれば、世田谷区の粗大ごみ回収に申し込んで回収してもらっても問題はないのですが、不用品の数が多い場合は自治体ではなく、民間の粗大ごみ(不用品)回収業者に依頼して回収してもらうのがおすすめです。

世田谷区では、不用品1つ1つに収集手数料がかかるので、1つずつは安くても合計するとかなりの金額になってしまうことがあります。

1つ400円かかる収納ケースは、たとえ蓋を外して10個を重ねてまとめた状態で出しても、10個分で4,000円かかるのです。

しかし、粗大ごみ(不用品)回収業者なら軽トラ積み放題というプランを用意しているところも多く、軽トラに載る量ならどれだけ載せても一定料金となるため、結果として安く済むことも多いのです。

そのため、数が多い場合は粗大ごみ(不用品)回収業者を利用しましょう。

その他の粗大ごみ(不用品)回収業者のメリット

粗大ごみ(不用品)回収業者には、たくさんの粗大ごみをお得に処分できるだけでなく、他にもさまざまなメリットがあります。

具体的には以下の通りです。

・即日処分が可能
・買い取りをしてくれる可能性がある
・指定場所まで回収に来てくれる

即日処分が可能

粗大ごみ(不用品)回収業者を利用する際には、自身の都合に合わせて日程を決めることができるため、即日処分が可能です。

そのため、引っ越しや諸事情により、今すぐに粗大ごみを処分したいという方にとっては、非常に魅力的です。

買い取りをしてくれる可能性がある

粗大ごみ(不用品)回収業者を利用すれば、高年式の家電製品などを高価で買い取ってもらえる可能性があります。

つまり、粗大ごみを処分することで現金が手に入るケースがあるということです。

近年、家電製品などを粗大ごみとして処分せず、オークションサイトなどの売買取引サービスを理由する方が増えていますが、こちらを利用する場合、個人情報の登録や高度な撮影スキル、説明文などが求められます。

また、出品者が販売手数料や送料を負担しなければいけないケースがほとんどですが、粗大ごみ(不用品)回収業者による買い取りであれば、このような手間や不安がかかる心配もありません。

指定場所まで回収しに来てくれる

粗大ごみ(不用品)回収業者を利用すれば、自治体の指定する方法で処分する必要がなく、指定場所まで粗大ごみを回収しに来てくれます。

また、自宅の中に粗大ごみ(不用品)回収業者が入っても問題ないという場合、利用者の方は一切粗大ごみに触れる必要がないため、とても便利です。

粗大ごみ(不用品)回収業者を利用する際の注意点

粗大ごみ(不用品)回収業者の利用は非常に便利ですが、自ら自治体のルールに従って処分する場合に比べると、費用はどうしても高くなります。

特に、大量の処分ではなく、単品の回収の場合、自治体への依頼よりも割高になるケースがほとんどです。

そのため、できる限り安く粗大ごみを処分したいという方には向いていません。

また、粗大ごみ(不用品)回収業者は料金の基準が決まっていないため、業者によって金額に大きな差があります。

料金の相場については、自身で3~5社ほどの相見積もりを取り、金額を調べる必要があるため、こちらの手間がかかることはデメリットだと言えます。

まとめ

世田谷区で不用品を処分する時、自治体に回収を依頼すると処分するもの1つ1つに収集手数料がかかるため、合計するとかなり高額になってしまうことがあります。

粗大ごみ(不用品)回収業者でも回収する品目1つずつに回収料金が決まっているのですが、それ以外にも軽トラに載る量ならどれだけあっても一定料金というプランも用意されていることが多いのです。

特に、大量に処分したい場合には粗大ごみ(不用品)回収業者をおすすめします。

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