どんな時に不用品回収が必要になる?

目次

不用品回収の概要

不用品回収は、不用品やゴミを回収してくれるサービスです。

紙やお菓子の缶などは、分別して可燃ゴミ、資源ゴミとして出すことができますが、大型の家具や家電製品については、分別に困ってしまう方もいるでしょう。

このような自治体で回収できないものでも引き取ってくれるのが、不用品回収の特徴です。

廃品回収との違いは、換金できるものに加えて、換金できないものも回収できるという点です。

換金の有無によって回収するのではなく、使えなくなった家具や家電でも、文字通り不要になったものを回収してくれます。

そのため、不用品回収業者の方が対象品目は多いです。

不用品がたくさん出てしまうタイミングとは?

引っ越しの時

さまざまなシーンで必要になる引越し。

これまでの住まいを引っ越しする時、職場で異動がある時、ご結婚の時、就職や進学の時など、人生で引っ越しが必要になるタイミングが訪れる時があります。

その時に必要になる可能性が高い不用品回収。

引越しの時は必要なものだけを新しい環境に持ち込むため、不用品がたくさん出る可能性があることと、日常とは違った労力がかかるため、極力手間を減らしたい方が多いため不用品回収は便利なサービスです。

また、新居に移る際、家具を買い替える方も多く、大型家具などの不用品が出る場合も業者に依頼できるのは大変便利です。

遺品整理の時

故人の遺品を整理するのは、相続人である遺族の方が対応しても何がどのくらいあるのかわからず、手間と大きな労力が伴います。

遺品整理は、知らないものの中から、残すものと不用品に分ける大変さに加えて、不用品を処分する大変さがあり、業者へ依頼する人も多いシーンとなります。

遺品整理は通常、相続人が行わなければいけないと法律で決まっているため、遺品整理を依頼する際は、相続人の方が同席した状態で行われます。

また、不用品回収業者に遺品整理を依頼する場合は、専門性のある遺品整理士が在籍している業者を探すのがおすすめです。

大掃除の時

年末に1年の整理として行うことが多い大掃除。

大掃除では使わなくなったいらないものや、故障したもの、新しく買い替えるものを洗い出すなどしたくさんのゴミが出ます。

中でも、お家全体を大掃除する時には大型の家具や家電なども不用品として出る可能性があるため、不用品回収業者を利用すると効率が良い場合があります。

自身で処分するのが難しい品目

不用品になりやすいもので、なおかつ不用品回収を依頼せずに処分するのが難しい品目としては、主に以下のものが挙げられます。

・冷蔵庫
・マットレス
・テレビ
・洗濯機
・タンス

冷蔵庫

冷蔵庫は、新しいものに買い替えるタイミングや、引っ越しのタイミングなどで不用品になることが多いです。

また、リサイクル家電のため、粗大ゴミとして自治体で回収してもらえないため、処分に困るケースがよく見られます。

マットレス

マットレスやベッドフレームなども、買い換えのタイミングで不用品になりやすく、サイズが大きいこともあり、自身で運ぶのが大変だったり、解体するのが難しかったりします。

テレビ

テレビも冷蔵庫と同じく、リサイクル家電の一つであるため、自治体で処分できず、困っている方が多い印象です。

洗濯機

洗濯機もリサイクル家電であり、サイズが大きくて運ぶのが困難であったり、水回りのため、取り外し方がわからなかったりと、処分に四苦八苦する方は多いです。

タンス

タンスも基本的にサイズが大きいため、運び出したり、動かしたりすることができないケースが多いです。

また、運び出しの技術がない方が無理やり運び出そうとすると、壁や床などを損傷させてしまうおそれもあります。

不用品回収を依頼する基準は?

不用品がたくさんある

不用だと判断したものがたくさんある場合、ありそうな場合は不用品回収業者を利用した方が手間が少なく済みます。

皆さん自身がゴミとして出せる量、処分ができるスケジュールが組める場合はご自身で行うのも良いでしょう。

大型の不用品がたくさんある

都心部にお住まいの方や単身の方は移動手段として車をお持ちでない方も多いと思います。

車をお持ちであっても大型の家具や家電は車に積みきれない、入らないことも多いです。

免許をお持ちの方はレンタルのトラックなどを借りて不用品をリサイクルショップに持ち込んだり、処分場に持ち込んだりすることもできますが、レンタル料と皆さんの労力を考えると、不用品回収業者に依頼した方が得策の場合もあります。

日程を調整したい

自治体で不用品回収を利用する場合、ゴミの処分は居住する地域の指定する方法で行う必要があります。

また、一般の燃えるゴミや燃えないゴミ、ビン缶についても、決まった曜日にしか収集しに来ません。

一方、不用品回収業者に依頼すれば、自身の都合に合わせて日程を決めることができるため、即日処分も可能です。

買い取りをしてほしい

不用品回収業者を利用すれば、高年式の家電製品などは高価買い取りしてくれます。

また、場合によっては不用品回収の手数料を買い取り金額が上回ることもあり、このような場合は実質無料で依頼することが可能です。

指定場所まで取りに来てほしい

不用品回収業者は、希望の日時に指定場所まで不用品を取りに来てくれます。

どのような場所でも指定すれば訪問してくれるため、車を持っていなかったり、力に自信がなかったりする方にとってはおすすめです。

また、1ヶ所で回収した後、2ヶ所目を続けての回収にも対応してくれるため、カップルなどで同時に引っ越しをしている場合などでも非常に便利です。

家屋の破損を保証してほしい

家具や家電などを自身で処分する場合に気を付けたいのが、搬出作業による家屋のキズや破損です。

万が一傷つけてしまうと、賃貸物件の場合には弁償、戸建て住宅の場合には住宅の価値が低下します。

一方、不用品回収業者に依頼すれば、搬出作業の際、万が一家屋の破損があっても保証してくれます。

選ばない方が良い不用品回収業者の特徴

不用品回収が必要な方は、以下のような特徴を持つ不用品回収業者を避けるようにしましょう。

・チラシで無料と宣伝する業者
・無料回収を謳ってトラックで巡回する業者
・契約を急かす業者

チラシで無料と宣伝する業者

自宅のポストに、不用品回収業者のチラシが入っているのを目にしたことがある方は多いかと思います。

また、こちらのチラシに、「無料で回収します」「どこよりも高く買い取ります」といった宣伝文句が書かれていることがありますが、このような業者には注意すべきです。

不用品回収業者は、主に回収費用によって売上を出しているため、無料回収というのは仕組み上明らかにおかしいです。

このような業者に依頼すると、交通費や運搬費用といった別の名目で費用を請求される可能性が高いです。

無料回収を謳ってトラックで巡回する業者

軽トラックなどで街を巡回し、「無料で回収します」とスピーカーで宣伝しているような業者も、悪徳業者の可能性があるため、依頼しない方が良いです。

このような業者は、先ほどと同様に、「交通費がかかる」「トラックの駐車料金がかかる」などと、依頼者に料金を要求するケースが後を絶ちません。

契約を急かす業者

「今日契約しないと費用が発生する」「無料なのは今日だけ」といったように、契約を急かす不用品回収業者も注意が必要です。

また、その他にも、見積もりが有料であったり、キャンセル料が発生したりする業者も避けるべきです。

このような業者は、会社の所在地に事務所が存在しなかったり、古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可、産業廃棄物収集運搬許可など、不用品回収業を行うための資格を持っていなかったりすることがあります。

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