通常の片付けや掃除の依頼とは異なり、普通では難しい状態の場所をリセットする業務を特殊清掃と言います。
汚いだけでなく、中には危険も伴う現場や健康被害にも及ぶケースもあるため必ず業者に依頼した方が良いものです。
害虫が発生してしまうケース
家で害虫がたくさん発生してしまうのは第一に不衛生になってしまった時で、ゴミ屋敷などのゴミが積もり積もって身動きが取れない状態までなってしまった時に見られます。
食事等で発生した生ごみや、飲食物が付着した空の容器などが放置されると、暑い季節は特に腐敗が進み発酵したり、汁が出たりしてしまいます。
こうした残飯類に虫が集まり、虫の糞尿、死骸なども蓄積しさらに虫が虫を呼ぶ状態になってしまいます。
また、単身で暮らしている方が亡くなってしまい、発見が遅くなってしまうケースも害虫の発生につながります。
発見までに時間がかかってしまったご遺体は腐敗が進んでしまうため、ハエの幼虫であるウジ虫が発生するとされています。
いずれにしても害虫が大量発生してしまった場合は、一般の方が片づけを行うことは精神的にも肉体的にもかなりの負担になります。
害虫が発生している状態は衛生的にもとても劣悪な状態が想像されますので、普段の服装や装備では健康に被害が及ぶ可能性も大いにあるため、このケースでは専門業者に依頼するのが絶対におすすめです。
発生しやすい害虫
ゴキブリ
生活する中で害虫として出やすいのも特徴なのがゴキブリです。
雑食性で生きるためのエサや水を求めて徘徊しているゴキブリは暖かくて湿った場所を好んで住み着きます。
嗅覚のするどいゴキブリは飲食物の匂いを嗅ぎつけて家の中に侵入してきます。
既製品でゴキブリを対象にした製品はたくさんありますが、頻繁にゴキブリが出てしまう家では完全に駆除することが難しく、繁殖を続けるゴキブリの数に負けてしまいます。
ゴキブリが気になる場合はお部屋の状態と合わせて特殊清掃などに依頼するのがおすすめです。
駆除だけでなく、再発防止のための予防策も対応してくれます。
ウジ虫
孤独死や動物の多頭飼育が崩壊している家などで見られる害虫です。
腐敗していくものにハエが卵を産み付けどんどん増えてしまうため、状況の早期発見が必要です。
このケースでは、駆除だけでなく消臭殺菌消毒等も必ず必要になります。
シロアリなど
高齢者や単身者が住む家などで、建物や庭の管理できていない状態になってしまっているとこがシロアリの住処になっているケースがあります。
シロアリの巣が出てしまってい場合は、清掃だけでなく状況によってはリフォームが必要に成ってしまう場合があるためできるだけ早期発見が必要です。
