特殊清掃とは？
不用品回収業者の中には特殊清掃という業務を担っている業者もいます。
特殊清掃は不用品を片付ける、回収作業とはことなり名前通り清掃が大きな業務になります。
特殊清掃は主に人の死と関わることが多く、一般の人ではとてもできない仕事を担うため特別なスキルや専門的な知識が必要な業務となります。
事件による特殊清掃
殺人事件
日常で起こることなんて想像もしていない事件が身近で起きてしまう場合があります。
自身の家族が命を狙われてしまった、自身が管理している不動産で殺人がからむ事件が起きてしまった、そんなケースです。
殺人ともなるとその現場は凄惨で、血液や人体に関わるものが部屋に残ってしまいます。
そうした時は警察の立ち入りもあることから、いくら肉親といえど特殊清掃への依頼が基本となります。
自死
事件同様に家族、自身の管理している不動産で住人が自ら命を絶たれた場合も特殊清掃が必要になるケースがほとんどです。
人間の死後は数日で腐敗が進むと言われ、そうなってしまった場合の匂いは一般的な匂いとは異なり非常に強烈で、市販品では取り除くことができないとされています。
そういう点においても特殊清掃に依頼されるケースがほとんどです。
事故
災害や爆破事故など、たくさんの人の命が失われてしまう事件による事故も特殊清掃に依頼があるケースの一つです。
災害では自治体や消防、レスキュー隊などが活動してくれますが、事後の現場処理などは基本的には家主である場合が多く見られます。
水害の現場復旧、台風での被害後など様々です。
特に人の生死が関わった現場では警察等の介入後、特殊清掃への依頼があります。
特殊清掃が必要な現場に出くわしたら？
事件性のある現場では必ず警察に届け出することと、ご自身の身の安全も確保しましょう。
その後、特殊清掃を請け負っている業者への依頼をするのがおすすめです。
特殊清掃業者は緊急な場面を要されることが多いため、24時間365日対応可能な業者が多く見られます。
すぐに出向いてくれる場合は、現場を見てもらい手順や見積もりなどを聞いたのちになるべく早めに作業に入ってもらい、依頼したご自身の精神的な健康をできるだけ保ちましょう。
特殊清掃は、「事件現場特殊清掃士」や「脱臭マイスター」などの資格を持っている業者は専門性も高く安心できます。
悪徳な特殊清掃業者に依頼してしまわないよう気をつけましょう。
