高齢化社会となってきている日本で需要が出てきている特殊清掃。
不用品回収と同様に特殊清掃をお願いできる業者もいます。
特殊清掃が必要な時はどんなケースなのか、不用品回収業者にもそうした種類の業務を請け負う業者がいることなどを知っておきましょう。
不用品回収業者の種類
不用品を回収するサービスを行う不用品回収業者。
イメージでは粗大ゴミや不用品がたくさんあるときに一挙に引き受けてくれるサービスがメインですが実はいろいろなことをお願いできる様々な不用品回収業者がいます。
遺品整理を請け負う業者
不用品回収業者の中で遺品整理という資格を持ったスタッフが在籍している場合があります。
遺品整理は亡くなった方の遺品をご家族の方に代わり、仕分けや解体や整理を行います。
遺品に関わる法的な内容も学び、遺族の気持ちに寄り添った遺品整理を行います。
ゴミ屋敷も解決できる業者
ゴミ屋敷が対応できる業者とは通常の不用品回収と違い、長期間片付けられなかった状態の家や部屋の一切の片づけを担うものです。
状態によっては長期の業務になることも考えられる大がかりなものとなります。
ゴミ屋敷のレベルによっては片付けプラス害虫駆除、対策も必要になります。
特殊清掃も行う業者
不用品を片付けるのとは違い、清掃が必要な箇所の貼り替えや清掃がメインになります。
特殊清掃はきれい好きな人であっても一般の人は片付けられない、片付けたくないそんなケースの業務になります。
特殊清掃とはどんなケース?
特殊清掃にも様々なものがありますが、人が亡くなった家の清掃が多く見られます。
例えば、ご家族がいなくおひとりで暮らしている方が亡くなってから発見が遅くなった場合のお家の清掃、事件性があり亡くなった人がある場合の清掃、自死を選ばれた方のお家の清掃などが当てはまります。
いずれも血液や、腐敗が進んでしまっているときの体液やわいてしまった虫などの処理、それらが染みついた箇所の貼り替えや清掃が必要です。
こうしたケースは警察の現場検証なども発生することからほとんどが業者に依頼されることが多くあります。
その他、世界で大流行したコロナウィルスの除菌処理なども特殊清掃に分類されます。
コロナウィルスが蔓延してしまったサービス施設や、複数の患者が隔離された場所など、これ以上感染を広げないため、その場所を再び利用できるようにするためにこうした除菌処理などの業務を依頼を請け負っている業者もいます。