皆さんの身の回りでもいつ起きるかわからない問題。
お家や身近な利用施設、または管理している施設などで悲惨な事件などが起きてしまったらどのように対処したら良いでしょうか？
特殊清掃とは？
特殊清掃は、特殊清掃のみを業務としている業者もいますが、不用品回収業者が担っているケースもあります。
特殊清掃は不用品回収やゴミ屋敷の清掃とはまた違い、通常では落とすことができない汚れや衛生的に、精神衛生的にも問題がある場合の清掃などがメインとなります。
必要がある場合は床や壁の貼り替えなど、もともとのお部屋の状況を回復させるための一式を担います。
特殊清掃を頼んだ方が良いケース
近親者が単身で亡くなってしまった
離れて暮らす親族が一人暮らしをしていて、突発性の病気で亡くなってしまったケースや、親族が室内で不慮の事故で亡くなってしまったケース。
いずれも、単身で暮らしていたために亡くなってから見つかるまで時間が経ってしまった時、特殊清掃をお願いしなければならない場合があります。
人体は2、３日で腐敗が始まると言われ、発見までに時間が経てば経ってしまうほど部屋の状態が良くなくなってしまいます。
もしもこのようなケースが身の回りで起きてしまったら、警察への連絡後、特殊清掃を依頼するのが精神衛生的にもおすすめです。
自宅が災害にあってしまった
近年多くなってきている気候変動によって土砂崩れや浸水被害に発展してしまう、大雨などに見舞われる可能性はもう遠い話ではないかもしれません。
日本全国各地で起きている自然災害はいつ起こるかもわからず、起きてしまったら命の危険も隣り合わせです。
中でも水害は特殊清掃が必要となる可能性が高くあります。
水道水のようなきれいな水が流れ込んだのであれば話は別ですが、災害によって増水した河川の水が地域一帯を飲み込んでしまった時は、下水の水も然り衛生的でない水が家を浸水してしまうため、水が引いた後に除菌や消臭したり、床材一式を変えなければいけない可能性も高いのです。
こうした時は特殊清掃業者への依頼するのがおすすめです。
家族がコロナウィルスに感染してしまった
家族がコロナウィルスやインフルエンザなど飛沫、空気感染する病気にかかってしまったケース。
そんな状態でもその他の家族は仕事に支障をきたすことができない、そんなときは家の中やマイカー、菌の付着している可能性があるもの等を除菌する作業をする必要があります。
特殊清掃業者は防護服などを常備しており、こうした感染症の除菌対策も依頼することができる業者がいます。
