渋谷区に住む方の中には、処分したい粗大ごみのサイズが大きく、収集してもらえるかどうか不安という方もいるかと思います。
渋谷区における粗大ごみの品目に該当するもので、なおかつ条件をクリアしていれば、このようなものでも処分することは可能です。
今回は、大型粗大ごみの処理手数料や処分のポイントを解説します。
自転車の処理手数料や処分のポイント
渋谷区で自転車を粗大ごみとして処分する場合、サイズによって処理手数料が変わってきます。
16インチ未満のものであれば、200円のA券2枚、計400円で処分することが可能です。
こちらには、子ども用三輪車、一輪車が含まれています。
また、16インチ以上(大人用三輪車を含む)の自転車については、200円のA券1枚、300円のB券3枚の計800円で収集してもらうことができます。
電動自転車の場合は、必ずバッテリーを外した状態で処分する必要があり、バッテリーの処分方法については、購入店舗で詳細を確認します。
ちなみに、購入店舗が不明である場合には、直接各メーカーに問い合わせてください。
ベッドの処理手数料や処分のポイント
渋谷区でベッドを粗大ごみとして捨てる場合、どの種類に該当するのかによって、手数料や処分のポイントは違ってきます。
ベッドマットを除くシングルベッドは、1,200円のB券4枚で処分することができます。
こちらは、一般的なシングルベッドだけでなく、ロフト型、介護用ベッドも含まれます。
また、ベッドマットを除くダブルベッドの場合、手数料は少し高くなり、A券1枚、B券6枚の計2,000円分ごみ処理券を貼付することで、粗大ごみとして回収してもらうことが可能です。
こちらには、セミダブルベッドが含まれます。
その他、二段ベッドやパイプベッドなど、少し変わったタイプのベッドも、それぞれ個別に処理手数料が定められています。
二段ベッドは、A券1枚、B券6枚の計2,000円、ロフト型を含むパイプベッドは、B券4枚の計1,200円で処分できます。
ちなみに、ウォーターベッドやエアーマットベッドなどについては、水や空気を抜いた状態にし、A券2枚、計400円のごみ処理券を貼付することで、回収してもらえます。
物干し竿の処理手数料や処分のポイント
渋谷区で物干し竿を処分する場合、200円のA券2枚、計400円で処分することができます。
また、物干し竿とよく似たものに、突っ張り棒などの物干しパイプがありますが、こちらは処分する際、パイプカッターなどを使用し、事前に180cm以下に切断する必要があります。
切断できない場合は、管轄の清掃事務所に相談してください。
ちなみに、物干し竿をかける物干し台については、200円のA券1枚、300円のB券2枚の計800円で処分することが可能です。
その他の大型粗大ごみの処理手数料
渋谷区でウッドカーペットを粗大ごみとして処分する場合、6畳未満のものはA券1枚、B券2枚の計800円、6畳以上のものはB券4枚の計1,200円で処分が可能です。
ただし、こちらはそのままの状態で処分することができません。
粗大ごみとして出すには、180cm以下に切断する必要があります。
もし、切断ができないのであれば、管轄の清掃事務所に問い合わせてください。
また、鏡台も粗大ごみとして処分することができますが、こちらは高さによって手数料が変わります。
高さ40cm未満のものは400円(A券2枚)、40cm以上70cm未満のものは800円(A券1枚、B券2枚)、70cm以上のものは1,200円(B券4枚) の処理手数料がかかります。
このとき、鏡台とあわせて、イスを処分することはできません。
付属のイスに関しては、別の品目として処分する必要があり、400円(A券2枚)を貼付した上で粗大ごみとして排出します。
鏡台の横にセットでイスを置いていたとしても、上記のごみ処理券を貼っていなければ、鏡台のみしか回収されないため、注意してください。
その他でいうと、敷物やホットカーペットに関しても、処分の際には注意が必要です。
一畳以下の敷物については、A券2枚の計400円、一畳を超える敷物については、A券1枚、B券2枚の計800円で処分することができます。
サイズごとの料金については、それほど複雑ではありませんが、ポイントはどこまでが敷物、ホットカーペットに該当するかです。
ここでいう敷物には、玄関マットやバスマット、キッチンマット等の足元マット、センターラグなどが含まれます。
これらはサイズが一畳以下であるケースが多いため、ほとんどの場合は400円で処分することができます。
ホットカーペットについては、足元保温マットなどが含まれますが、1つの品目として処分できるのは電源部のみです。
つまり、電源があるホットカーペットと、その上のカーペット、絨毯などを粗大ごみに出す場合、それぞれ別の品目としてごみ処理券を貼付した上で、排出しなければいけないということです。
まとめて処分しようと考える方は多いかと思うので、注意してください。
自治体による回収以外の大型粗大ごみの処分方法
前述した通り、自治体による回収で大型粗大ごみを処分する場合、サイズやタイプによって細かく分けられた項目に合わせ、定められた料金の処理券を貼付しなければいけません。
また、回収してもらうために形を変えなければいけない必要もあり、意外とやることは多いです。
そのため、別の方法で処分することも検討しましょう。
例えば、大型粗大ごみをそのままの状態で処分したいのであれば、リサイクルショップでの買い取りが便利です。
特に、処分したい家具や家電などはブランド品、人気商品である場合は、売却することである程度の利益を得ることができます。
もし、直接リサイクルショップまで運搬するのが難しいのであれば、出張買い取りサービスを行っている買い取り業者を利用しましょう。
この場合、自宅で査定を行い、下取りが決まったら、そのまま大型粗大ごみを搬出してくれます。
ただし、著しく消耗しているものや、季節性のある家具・家電製品、組み立て家具、型式の古いものなどは、値段がつきにくく、リサイクルショップでの買い取りにはあまり向いていません。
その他、フリマアプリやネットオークションを利用することでも、売却して利益を得ることができますが、こちらは商品の撮影や出品作業、発送などの手間が生じます。
ちなみに、単純に大型粗大ごみを処分したいだけという方は、友人や知人に引き取ってもらうことも考えましょう。
こちらの方法であれば、出費することなく大型粗大ごみを処分することができますし、廃棄せずに再活用してもらうことが可能なため、思い入れのある家具や家電の処分にも向いています。
不用品回収業者の利用もおすすめ
大型の粗大ごみを処分する場合には、不用品回収業者の利用も便利です。
不用品回収業者は、いわばリサイクルの専門業者です。
そのため、通常の粗大ごみやリサイクル家電はもちろんのこと、捨てづらい大型の不用品なども、基本的にはそのまま回収してくれます。
また、回収の搬出作業から処分まで、すべてを一括して依頼できるというところも、不用品回収業者のメリットです。
一度依頼すれば、依頼者の方は基本的に何もする必要がありません。
まとめ
ここまで、渋谷区における大型粗大ごみの処理手数料や処分のポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
たとえ大型であっても、ルールを守れば処分することは可能ですが、中には通常の粗大ごみを捨てる際には必要のない手続きがいる品目もあります。
もし、このような手続きが面倒なのであれば、不用品回収業者への依頼も視野に入れましょう。