皆さんのこれからの人生を生きやすくする生前整理。
目的や期限を決めることで起こりるトラブルを回避して家族の方にも負担のない生前整理を目指しましょう。
生前整理とは?
自分の人生の終結を見据えた活動のことをいいます。
主に身辺整理のことを言いますが遺産や相続のことなど、残される家族が苦労のないように、問題を残さないようにすることが生前整理のポイントです。
また、生前整理は老年になってから行うものというだけでなく、近年では20代の方でも取り組まれる方もいます。
身辺整理をするだけでなく、皆さんのこれまでの人生の振り返りを記録することでこれからの人生を生きやすくするための側面もあります。
生前整理の起こりうるトラブルを知っておこう
生前整理は方法は多岐にわたりますが、いずれも遺族が困らないようにしておくことが必要です。
整理のやり方による遺族との相違
整理したのに、残された荷物が多すぎて結局、遺族の負担が大きいなどのトラブルです。
生前整理は自分のこれまでの人生を振り返りながらも荷を整理するものなので思いがある品などはなかなか処分できなことがあります。
こうして処分せずに残してしまうものが多いと、残された家族の方がいざ整理をするときに整理の負担が大きくなってしまうというわけです。
生前整理を進める皆さんは、自分の思いとは別に残される家族にとって必要かどうか、わかりやすいかどうかを意識して整理を進める必要があります。
先延ばしにしている
思い出を残しておきたい、自分の身辺整理をするなんてまだまだ先の話、と思っている方は注意が必要です。
誰でも、いつだれがどうなってしまうかわからない時代。
生前整理が必要だなと感じたらすぐに行うのがベストです。
気づけばもう体の自由が利かなくなってしまっていたなんてこともあり得ます。
先延ばしにした結果、皆さんが普段生活している状態のまま、残された家族の方が整理を進めることとなり大きな負担を残してしまうことになるのです
先延ばしにした結果、皆さんが普段生活している状態のまま、残された家族の方が整理を進めることとなり大きな負担を残してしまうことになるのです。
悪徳業者の被害に遭う
いざ生前整理をしようと考えた時、処分する荷物が意外に多かったり、大きな荷物が多かったりする場合、業者を利用する方も多いです。
業者を利用する場合は、様々な業者がいるため皆さんのスタイルに合った業者を選ぶこと、そして悪徳ではないかどうかを見極める必要があります。
業者の中には、回収料金が定額の代わりに、金めのものもすべて回収する業者がいます。
あらかじめリサイクルできそうなものや、値が付きそうな品がある場合は買取もしてくれる業者に当たるのも手です。
また、最初は低額で提示しているのに、作業時にどんどん追加料金を発生させる事例です。
作業を依頼する前に見積もりを提示してもらい、追加料金になるケースなどを事前に確認しておきましょう。
遺産整理の仕方がわからない
遺産整理は戦前整理のうち、もっとも複雑と言ってもいいのが遺産です。
生前で当事者が整理しておかないと遺族はさらに困ることとなります。
動産と不動産、金融資産とそれぞれに手続きが異なり複雑ですので、まずはご自身の資産を区分けして何がどのくらいあるか、そして手続きをするのに必要な書類や物(印鑑など)をわかりやすくまとめておくことが重要です。
時間が取れない難しいことは極力避けたいなど、資産についての整理にお困りの方は、荷の整理で業者に依頼をする際に、遺品整理士がいる不用品回収サービスなどを検討してみましょう。
資産内容によっては銀行や税理士など様々なプロの方への相談も必要な場合があります。