生前整理は老年になってから行うものというイメージもありますが、今では20代から始める方もいます。
年齢関係なく、いつでも始められる生前整理を毎日の習慣として、いつもすっきりと生きる準備をしていきましょう。
生前整理というだけでなく、日々生活することがスムーズになるメリットもあります。
習慣化できる生前整理
日常からでできる荷物の整理
定期的に部屋の片づけをして見直しを行いましょう。
洋服をしまうクローゼットは、もう着ない洋服などが定期的に出てくる可能性があります。
衣替えのタイミングや、皆さんが決めた定期的な片付けのタイミングでリサイクルに出す、処分するなどしておけば毎日洋服を選ぶのもスムーズになります。
また、衣類は四季やシーンで分けて整理しておくと日常の洋服選びの時間短縮になる可能性があります。
デジタルデータの整理
パソコンやスマートフォン、カメラの写真データなども定期的に整理しておきましょう。
いろいろなシーンで写真をとる習慣のある方は、知らず知らずのうちに膨大なデータになっていることがあるため、定期的に必要のない写真データは削除し、フォルダ分けしてご自身でもいつも整理がしやすい状態にしておきましょう。
その他、インターネット上の会員となっているものも見直しが必要です。
有料会員、無料会員いずれも、すでに利用がなくなっているものがあれば解約、データの消去をしておく必要があります。
契約状況の確認
通帳や不動産関係の契約など、すでに終了しているものは破棄しましょう。
また、雇用関連書類、国民年金などの社会保障制度に関わる書類は直近のもの以外も取っておいている方は当事者以外にとってはとても複雑なため、直近の書類以外は処分する方が良いでしょう。
掃除
モノをため込まないように、日常で使用するものは選びやすく取り出しやすいよう整理整頓して、掃除を習慣化しておくことで皆さんの生活がしやすくなります。
掃除を習慣化するのには、日常で必要のないものが見つけやすくなるというメリットもあるため、まんべんなく掃除ができるよう、掃除場所の月間スケジュール等を作るといいでしょう。
いざ遺族に遺品整理をお願いするような状況になった時も掃除されていると着手しやすい環境で遺族の心身の負担も減ります。
まとめ
生前整理を習慣化するポイントは、自分自身しかわからない状態を極力なくすことを、日常で整理することです。
「直近で必要なもの」を日々の生活で見極めて処分していきましょう。
特に書類関係は当事者以外には複雑に感じられるため、重要書類であっても今後も本当に必要なものを皆さんが判断して整理しましょう。