不用品回収を不用品回収業者に依頼するメリット

不用品回収には、不用品回収業者に依頼するという方法があります。
他にもいくつかの方法があるのですが、不用品回収業者に依頼した場合はどのようなメリットがあるのでしょうか?
また、デメリットと感じることもあるでしょう。
メリットやデメリット、費用感について解説します。

目次

不用品回収業者に依頼するメリットは?

まず、不用品回収業者に依頼した場合のメリットについて解説します。
メリットとして大きいのは、自治体などでは引き受けてくれないものでも引き受けてくれる、という点でしょう。

自治体では、まずサイズに制限があります。
粗大ごみとして扱われるのはおおよそ、30センチ以上のものです。
それ以下であれば、家庭ごみとして出すことができます。

そして、自治体では最大で1辺の長さが210センチまでのものしか受け付けていないのです。
それ以上のものは、切断して小さくできればいいのですが、それが出来ないものは回収が難しいでしょう。

また、自治体ではコンクリートやレンガ、ピアノ、耐火金庫、石油類、塩ビパイプなどの適正処理困難物や危険物は回収してくれません。
また、家電リサイクル法対象のエアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機等や、パソコン類も回収できません。

不用品回収業者の場合は、そういった自治体が回収できないものも回収してくれるのです。
そして、大量の不用品もまとめて回収してもらうことができます。

不用品回収業者によっては、可能な物を買い取ってくれるので、お金を得られる可能性もあります。
そして、不要な資源をリサイクルできるため、環境保全にも繋がるのです。

その他のメリットについて

不用品回収業者に依頼するメリットは、他にもたくさんあります。

自治体の場合、大型家具や家電などを処分したり、処分する不用品が大量にあったりする場合、回収場所まで持ち込むのも一苦労です。
その点、不用品回収業者は、自宅まで回収に来てくれるため、排出の手間や負担がありません。

また、不用品回収業者に依頼する場合、自身の都合に合わせて日程を決めることができるため、即日処分も可能です。
引っ越しや諸事情により、今すぐ不用品を処分したいという方にとって、こちらは非常に魅力的です。

その他、不用品回収業者に回収を依頼すれば、部屋の破損を予防することもできます。

部屋の破損は、不用品の処分にありがちなトラブルです。
小さく軽い不用品であれば、どのような方でも基本的には問題なく処分することができますが、以下のような不用品はそういうわけにもいきません。

・木製の大きく重い戸棚
・昔ながらの重量のあるタンス
・鉄製、木製の重い勉強机
・冷蔵庫、洗濯機などの大きく重い家電製品

これらの不用品を、作業に慣れない方が処分しようとすると、壁に当ててしまい、クロスを破ってしまったり、穴を開けてしまったりすることも考えられます。
もちろん、賃貸物件の場合、このような破損がコストの増大につながる可能性もあります。

一方、不用品回収業者に依頼すれば、経験のあるスタッフが丁寧かつスピーディーに不用品を運び出してくれるため、このような破損の心配はありません。

不用品回収業者のデメリット

不用品回収業者に依頼した場合のデメリットとしては、その費用感があります。
他の回収方法として自治体や引っ越し業者のオプションなどがあるのですが、それらと比較すると費用は高めになるのです。

不用品回収業者では、基本料金と回収のための人件費、車両費、処分費用等を請求することになります。
手間や労力がかかるものなので、その対価は必要となるのです。

例えば、ベッドや冷蔵庫、ソファなどを処分した場合、それぞれ5,000円ほどかかるため、合計で15,000円程の費用が掛かります。
自治体に依頼した場合は、その半額ほどで処分できることがあります。

また、不用品回収業者の中には悪質な業者もいるため、そういった業者に騙されてトラブルとなることがあるでしょう。
悪質業者を避けるには、不用品回収業者比較サイト等で信用できる所を見つけましょう。

その他のデメリットについて

不用品回収業者への不用品回収依頼は、自治体への依頼よりも料金が高くなりやすいという話をしました。
他にも、料金に関して言うと、不用品回収業者の料金については基準が定まっておらず、業者によって金額がバラバラになるケースが多いです。

料金の相場を調べるには、自身で3~5社ほどの相見積もりを取り、適切な金額の業者を選ぶ必要があり、こちらにはある程度の手間がかかります。

また、自治体による不用品回収の場合、手続きや排出の手間はあるものの、一度回収場所に持っていけば、後は決まった日時に回収してもらうことができます。

一方、不用品回収業者の場合、回収中は基本的に、依頼者自身がその場で待機し、従業員による作業を見守る必要があります。
そのため、どうしても拘束時間が発生します。

特に、必要なものとそうでないものの選別が発生するケースでは、現場の作業員だけでは区別がつきにくい場合があるため、依頼者が一つずつチェックしなければいけません。

不用品回収業者を選ぶ際のポイントについて

不用品回収業者を初めて利用する方は、どこをチェックして業者選びをすれば良いのかわからないケースも多いかと思います。

良質な不用品回収業者を選ぶためには、主に以下のポイントをチェックすべきです。

料金

不用品回収業者を選ぶ際には、当然料金をチェックしなければいけません。

前述した通り、不用品回収業者の中には、悪質な業者も存在します。
また、このような業者の典型的な例としては、トラックに荷物を積み込んでから料金が伝えられるパターンが挙げられます。

このように、作業後に高額な料金を請求されないように、見積もりは事前に取っておく必要があります。

もちろん、見積もり時に不明な項目があれば必ず質問し、金額や料金体系がおかしいと感じたときには、他の業者と比較することも大切です。

例えば、車両費、処分費、出張費、人件費など、項目ごとに費用が分けられていない場合、依頼者にばれないように料金を上乗せしている可能性があります。

許可

不用品回収業者の中には、無許可で回収作業を行っているところもあります。
こちらは犯罪行為にあたるため、依頼する際には必ず業者のホームページをチェックしてください。

家庭ごみを回収する際は、一般廃棄物処理業の許可が必要ですし、買い取りも実施する不用品回収業者であれば、古物商許可証も取得しなければいけません。
これらの記載がホームページにない場合、違法な業者の疑いがあるため、利用を避けるのが無難です。

情報公開

不用品回収業者を選ぶ際には、きちんと情報が公開されているかどうかもチェックすべきです。

企業であれば、自社のホームページを持っているのが一般的です。
ホームページ自体が存在しない場合は信頼度が低いため、その業者は利用しないことをおすすめします。

また、ホームページには、これまでの実績や具体的な業務内容、料金などが記載されていることがあります。
このような情報が多い業者ほど、安心して利用できると考えて問題ありません。

なぜなら、このような不用品回収業者は、自社の情報について、後ろめたいことは何もないと考えているからです。

逆に、ホームページは存在するものの、曖昧なことしか記載されていなかったり、具体的な数字を用いた料金や実績などが記載されていなかったりする場合、信頼性は決して高くありません。

まとめ

不用品回収を不用品回収業者に依頼すると、自治体では無理な品目でも回収してもらうことができます。
また、ゴミを指定の場所に出す必要はなく、自宅まで回収に来てもらえるため、重いものの回収も頼むことができるでしょう。
ただし、他の回収方法に依頼するよりも費用が高くなります。
また、悪質な業者を避ける必要となるでしょう。
他の方法も含めて比較して、どこに依頼するのがいいかを考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次