不用品回収を依頼する方法は主に3つ

引っ越しや大掃除などをすると、不用品が大量に出てしまうことがあります。
その際、どうやって処分しようか悩むことがあるでしょう。
ゴミ収集に出せないものや、大型ごみなどは特に困ります。
不用品回収を依頼するには、主に3つの方法があります。
それぞれの方法について、解説します。

目次

自治体に依頼する

まず思いつくのは、住んでいる自治体に依頼することでしょう。
依頼する方法は自治体によって異なりますが、例えば東京都の新宿区を始めとした14区では、粗大ごみ受付センターに申し込みます。

回収する品を伝えて回収日を決め、有料粗大ごみ処理券を取り扱っているコンビニや清掃センター、もしくは自治体の役所で購入して、そのシールを粗大ごみに貼り付けます。
そして、収集日当日の朝に、とり決めた場所においておけば回収してくれます。

回収の際の費用は、ゴミの種類やサイズで異なります。
場所によっては、事前予約が不要なものや収集場に直接持参するケースなどもあります。
自治体の場合、すぐに回収してもらうことができないため、急いで処分したい時などは不向きです。

自治体に依頼するメリット

自治体に不用品回収を依頼するメリットとしては、まずサービスの安心感が挙げられます。
自治体の不用品回収は、当然ながら正規の回収事業であるため、一部にみられる違法な回収によるトラブルは生じません。

また、回収費用に関しても、自治体の場合は非常にリーズナブルです。
自治体の場合、ごみ処理券によって負担しなければいけない金額は、400~数千円程度であり、業者よりも低コストで回収してもらえる可能性が高いです。

その他、回収方法を選ぶことができるというのもメリットです。
自治体の不用品回収では、決められた日時に回収しに来てもらう方法と、自身で持ち込む方法のいずれかを選ぶことができます。

大量に不用品がある場合、自身で持ち込むのではなく、回収してもらう方が運搬用の車両を用意する手間も省けます。

自治体に依頼する場合の注意点

不用品回収を自治体に依頼する場合、すぐに回収してもらうことができないという風に言いましたが、他にも注意すべき点はいくつかあります。

まず、自治会の場合には、回収できない不用品が多く存在します。
具体的には、以下のような品目を回収してもらうことができないため、事前に把握しておく必要があります。

・家電リサイクル法対象品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
・パソコン(ディスプレイ含む)
・建築廃材(木材、瓦など)
・自動車、オートバイ
・その他(サーフボード、スキー板、スプリング入りマット、オルガン、ピアノ、ガソリン、オイル、タイヤなど) など

また、自治体に不用品回収を依頼する場合、回収までの手続きが多いこともデメリットです。

基本的には、電話やメール、インターネットなどで回収の申込を行い、有料ごみ処理券を貼付した上で、回収当日に排出しなければいけないため、少し手間がかかります。

引っ越し業者に依頼する

引っ越しの際に出た不用品は、引っ越し業者がオプションとして処分してくれるところがあります。
品物によっては、リサイクルショップと提携しているところであれば買取してもらえることもあります。

忙しい方には、手間が省けるのでお勧めです。
しかし、当然ながら引っ越し以外で出た不用品は回収してもらうことができません。
また、回収業者や買取業者を選ぶことはできないので、費用や買取価格に不満が出るかもしれません。

引っ越し業者に依頼するメリット

引っ越し業者に不用品回収を依頼するメリットは、買い取りをしてくれることだけではありません。
引っ越しに伴う不用品の処分をしたい方にとっては、大きなメリットがあります。

自治会や不用品回収業者の場合、引っ越し業者とは別に依頼しなければいけないため、その分手間やコストは必然的に増えることになります。

一方、引っ越し業者への依頼であれば、ワンストップで引っ越し作業と不用品の処分ができるため、効率が良いですし、コストもかかりにくくなります。

また、引っ越し業者の中には、誰もが一度は名前を聞いたことがあるような大企業も数多くあります。
そのような引っ越し業者の不用品回収サービスであれば、安心して利用することができます。

引っ越し業者に依頼する場合の注意点

引っ越し業者による不用品回収は、回収を請け負う業者や買い取り業者が限られる上に、引っ越し以外で出た不用品の処分は依頼できません。

また、引っ越し業者に引き取ってもらえる不用品の多くは、家電リサイクル法対象品目であり、不用品であれば何でも処分できるというわけではありません。

ちなみに、大手の引っ越し業者であっても、不用品回収サービスの範囲にはバラつきがあります。
中には非対応のところもあるため、最初からすべての引っ越し業者が対応してくれると考えていてはいけません。

不用品回収業者に依頼する

民間の不用品回収業者に依頼して回収してもらうのが、最もスタンダードな方法と言えるでしょう。
日時などは自由に決めることができ、すぐに対応してもらえるのがメリットです。

まずは回収を依頼する不用品の量や種類、大きさなどを電話やWebサイト等で伝え、見積もりを依頼します。
その量によっては、直接家に来て確認してもらい、見積もりをしてもらうこともあります。

業者によっては、買取にも対応してくれます。
ただし、業者によって料金は異なるため、比較検討してみることも必要となるでしょう。
その際は、不用品回収業者比較ができるサイトを利用するのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼するメリット

不用品回収業者は、自治体が回収できないリサイクル家電やパソコンなどについても回収してくれます。

また、大型家具などを不用品として自治体に出す場合、基本的には指定された場所や家の横などに自身で排出しなければいけません。
場合によっては、分解しなければ外に出せないものもあります。

不用品回収業者は、そのような排出に苦労するものであっても、問題なく回収してくれるケースがほとんどです。

その他、自治体に依頼する場合であれば、一度に処分できる個数が決められていることもありますが、不用品回収業者であれば、個数に関係なく、すべての不用品を処分することができます。

不用品回収業者に依頼する場合の注意点

不用品回収業者に不用品回収を依頼する際の費用は、自治体の粗大ごみとして出す場合よりも高くなるケースがほとんどです。
料金は処分する品目にもよりますが、出張で現地に取りにきてもらう場合には、最低でも3,000円ほどの料金がかかります。

また、不用品回収業者の中には、残念ながら悪質な業者も存在しています。
回収した不用品を不法投棄したり、遺品整理を依頼したときに、貴重品を盗まれてしまったりというトラブルも、実際に発生しています。

もちろん、ほとんどの不用品回収業者は健全なサービスを提供していますが、料金の安さだけを見て依頼する業者を選ぶと、上記のようなトラブルに巻き込まれやすくなるため、注意が必要です。

ちなみに、悪質な不用品回収業者は、ホームページが存在しなかったり、会社概要に一般廃棄物収集運搬業の許可について記載していなかったりする可能性が高いです。

まとめ

長く生活していると、知らないうちに不用品が溜まっていくものです。
引っ越しや大掃除などは、不用品を処分するチャンスでしょう。
しかし、改修方法によっては費用が余分にかかったり、回収する日が自由に決められなかったりするため、不便なこともあります。
手軽に依頼して、すぐに回収してもらいたい場合などは不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

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